投稿日時 2013-09-15 19:11:28 投稿者 猫乃 鈴 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
投稿者コメント | |
右の壁際には小さなタンス。そして左の壁の隅には小さく丸まった布団。その端をちらちらと炎が焼いていた。その丸みはちょうど子供一人分くらい。 「小夜っ!」 東田は背広の上着を脱ぐと、布団を焼く炎を叩き消した。中からはぐったりとした小夜の姿が現れる。 「おい。しっかりしろ、おいっ!!」 返事をしない小夜を上着で頭から包んで抱き上げる。すると、背後で天井が崩れ落ち窓を塞いだ。 逃げ場をなくした煙が東田に向かい襲いかかる。 夢わたり ≪其の陸≫ 第四章・1 http://ncode.syosetu.com/n2032bd/ |
||
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報 |
▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて) |